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地域型ファミサポ

(2)地域型ファミリーサポート

「ファミサポ」は「ファミリーサポート」の略称です。

「ファミリーサポート」は会員制で、依頼会員・協力会員の間で、子どもを預けたり預かったりするシステムです。大津町では「子育てサポート事業」として平成12年から実施しています。このシステムの利用者数は、近隣の市町村と比べても突出した評判のいい子育て支援策の一つです。この利用者数の多さには、良い面と悪い面の評価ができます。

悪い面は、やはり待機児童対策に使われてしまっているということです。たとえば短時間のパートタイム就労の場合、現状では保育園には入れませんので、ファミリーサポートを使うことになるのですが、これは本来のファミリーサポートの趣旨ではありません。短時間就労支援のための保育サービスは別に用意されなければならないのです。なぜなら、ファミリーサポートの協力会員はあくまでボランティアの気持ちで子育て家庭を支えてくださっているのであり、「ちょっとしたお預かり」はお願いできるものの、長時間・連日のサポートは負担が大きすぎるからです。

良い面は、町が利用料の半額を助成している点と協力会員のホスピタリティが高いことです。自宅保育(保育園・幼稚園に行っていない)の家庭、特に核家族や移入家庭にとっては頼りになる友人となっています。

①小地域福祉型ファミサポ

高齢者・障がい者福祉、地域の安全・防災等の分野では、小地域福祉が進行し、大津町でもモデル事業が行われています。

子育て支援の分野にもこの小地域福祉の視点を取り入れ、現在の町単位でのファミリーサポート事業を小地域単位で実施することで効果を上げることはできないでしょうか?

私は子どものころ、共働き(今はあたりまえになりつつありますが)の核家族で育ちました。幼稚園から帰ると、近所のおばちゃんの家に行き夕方までその家や近所の友達と遊んですごしました。そのおばちゃんは、おそらく私の父母にとっては大切な子育て支援者だったと思います。そして私たちの世代にはそういうことは普通であたりまえのことでした。

しかし現在では近所付き合いは希薄になり、特に移入家庭にとっては、大都市と同じように隣の人の顔も知らない、という状況も生まれつつあります。こうした中で近所の子どもを預かる・預けることに抵抗があるのは当然です。しかし、それが地域一体となった取組であればハードルは一気に低くなるでしょう。そして、子どもを預かる・預ける関係の中で地域の絆は太く、確かなものに再構築されていくのではないでしょうか。町全体の規模ではファミリーサポートは成功しています。地域単位で出来ないはずはないのです。

②「子育て力」を取り戻す

また地域での子育て支援は、子どもを通して親への社会的な教育のきっかけにもなります。経験の少ない若い親達を見ていていると、大丈夫かな?と心配になるときがあります。また逆に若い親にとっては不安があっても相談する相手がいない、という状況でもあるのです。このお互いの気持ちをつなぐことで「地域と親」双方の「子育て力」を取り戻すことができると考えます。

地域の力の復活が求められる現在、こうした取組は重要なことではないでしょうか?